子宮筋腫
子宮筋腫の治療
子宮の壁つまり子宮筋層にできる良性の腫瘤(こぶ)です。
月経の量が多くなる過多月経、腹部の腫瘍感や圧迫感、お腹の痛みや腰痛の原因となります。
時に非常に稀な子宮肉腫という悪性疾患との鑑別が必要な時がありますが子宮筋腫である限り良性の疾患です。
婦人科ではよく経験される疾患です。
大きく粘膜下、筋層内、漿膜下筋腫の3つに分けられそれぞれで症状の特徴が異なります。
治療は
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1.手術
2.薬物療法(ピルの服用やGnRHa療法による偽閉経療法など)
3.子宮動脈塞栓術
4.FUS (MRIガイド下収束超音波治療)などがあります。
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症状や年齢などの適応を考慮してその患者様に一番適した治療を選択すべきかと思います。
基本的には閉経すれば子宮筋腫の症状は治まりますので軽度の子宮筋腫は経過観察することがほとんどです。